マテンロウハピネス（2012年生、母レディハピネス）

マテンロウハピネス（2012年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「摩天楼＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したレディハピネスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。2015年のアーリントンカップ(G3)で3着に入った他、2018年のサラ系障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月25日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドディザーブに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のダッシングブレイズをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のブラヴィッシモをハナ差振り切って3勝目を手にした。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。

9月13日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に敗れた。

10月18日、中4週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2016年）

8月13日、約8か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月17日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のプレミオテーラーをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（2017年）

3月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月30日、中2週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦0勝）。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

6歳（2018年）

2月12日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた23戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。14着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のデュアルメジャーに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月2日、中4週で迎えた25戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のジャズファンクをクビ差制して6勝目をマークした。

6月23日、中2週で迎えた26戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。