サイレンスドリーム（2009年生、母ボストンタイム）

サイレンスドリーム（2009年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父父名の一部＋母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したボストンタイムが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

7歳のとき、タニグチ牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月22日、デビュー戦はN.ピンナ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

8月5日、中8週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

4歳（2013年）

1月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアースパイプをハナ差振り切って初白星を挙げた。

2月20日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた11戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた14戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、百合特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったテレフォトグラフにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月20日、中2週で迎えた15戦目は、新ひだか建設協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマヤノポルカを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた16戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、JA共済3Qカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。