アブラハムダービー（2007年生、母カメリアローズ）

アブラハムダービー（2007年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バラの品種名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時7歳）と交配したカメリアローズが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月19日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は542kg。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したブランビーブラックを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（2010年）

1月31日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のウエスタンブラボーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4歳（2011年）

3月5日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月16日、中5週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

5月29日、中5週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月8日、中0週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。