ハクサンオリヒメ（2020年生、母アイサレジョウズ）

ハクサンオリヒメ（2020年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+織姫」。毛色は栗毛。種牡馬のハクサンムーン（当時11歳）と交配したアイサレジョウズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の一般C1五。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月26日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず16着に敗れた。

4月9日、中5週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリリージェーンを差し切れず、3馬身差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた3戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月24日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、モニュメントキングに交わされて2馬身差の2着となった。

11月20日、中3週で迎えた9戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリングボーイに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のキジョラン特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフロネシスを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って断トツ人気に応えた。

4歳（2024年）

1月19日、中4週で迎えた11戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、令和6年能登半島地震被災者支援（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、海神スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカッパギに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

3月5日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、マーチスプリント（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の仲春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったジョーエスポワールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中1週で迎えた15戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、くじら座スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。