クサナギ（2000年生、母クインオハラ）

クサナギ（2000年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「草薙の剣より」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時17歳）と交配したクインオハラが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地14戦1勝、地方30戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、清水牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月2日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のマウントフォンテンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月19日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

12月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

4歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

3月7日、中6週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月28日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月26日、約8か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2005年）

2月13日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた13戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、（株）三崎ストアー賞（第17回）（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、箔座杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた17戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた18戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた19戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6歳（2006年）

3月25日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴーストスズカを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた21戦目は、一般C4-5（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、一般C5-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月30日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月17日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴートゥームーブに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

11月14日、中3週で迎えた25戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレオンハルトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた26戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、スピカ特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

7歳（2007年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた30戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライティアテラスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月14日、中0週で迎えた31戦目は、一般C3-5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月11日、約5か月半の休み明けで迎えた33戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は竹田吉孝騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた34戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8歳（2008年）

3月23日、約3か月の休み明けで迎えた36戦目は、のと海洋神創水杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた37戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、高松将軍と美香姫ご結婚記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C3-4（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスパニッシュガールを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイシノクロヒメを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

5月25日、中2週で迎えた40戦目は、一般C3-3（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた41戦目は、一般C3-4（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた42戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた43戦目は、HAB Happy特別（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた44戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。