マウントフォンテン（2000年生、母フジノチトセ）

マウントフォンテン（2000年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「山＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のハウスバスター（当時13歳）と交配したフジノチトセが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）谷川畜産。戦績は、中央平地26戦4勝2着4回、中央障害21戦2勝。2006年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川畜産から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、吉橋計によって525万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月1日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したタイキガイアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したクサナギにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月5日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンコックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエプソムフォースに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2004年）

2月22日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアイマストウインを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

9月20日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメーンエベンターを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて休養明け初戦を物にした。

10月16日、中3週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の狭山湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5歳（2005年）

2月12日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

5月15日、中9週で迎えた15戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

6月26日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のポジテブサプライズをクビ差振り切って雨中の一戦を制した。

9月11日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったブリッコーネに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月15日、中2週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6歳（2006年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

4月2日、中2週で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた26戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダーロールに1馬身1/4の差をつけて優勝

5月13日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外小雨/不良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

7月8日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2007年）

2月18日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた32戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月18日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のマイクラリネットに1馬身3/4の差をつけて優勝

4月14日、中3週で迎えた34戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は横山義行騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8歳（2008年）

2月2日、約10か月の休養明けで迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。鞍上は金子光希騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月23日、中2週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月6日、約5か月の休養明けで迎えた39戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月11日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた42戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

9歳（2009年）

3月1日、約4か月の休養明けで迎えた43戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた44戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた45戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に62kgの斤量を背負って出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた46戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は金子光希騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた47戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。