マイティスマイル（1991年生、母アトムプリンセス）

マイティスマイル（1991年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時16歳）と交配したアトムプリンセスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の湯浜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

9月12日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したネオタイクーンを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のナムラコクオーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1994年）

9月10日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカミノスタートルに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1995年）

6月3日、約8か月半の休み明けで迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の栂尾特別（京都ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

7月1日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、エンジェルパーツにハナ差交わされて2着に甘んじた。