エイシンガーランド（1984年生、母ムーンナイキー）

エイシンガーランド（1984年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時10歳）と交配したムーンナイキーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田育成牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着3回、中央障害13戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月30日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したリュウコウスピードを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（1987年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

1月31日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた5戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったインターワカサに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた8戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒデノカイウンを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着を確保した。

6月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳400万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳400万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、アグネスリーダーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

4歳（1988年）

1月31日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（7戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダイナエリクシールを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

3月13日、中2週で迎えた22戦目は、秋山忠一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は土肥幸広騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた24戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったローヤルサンシーから2馬身半差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘルメスソブリンから2馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネキビダンゴから1馬身半差の2着に敗北した。

7月16日、中4週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月30日、中1週で迎えた29戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のモリュウアンバーに約13馬身の大差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

9月3日、中4週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1989年）

2月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月19日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンエムブラッサムから3馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた33戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナスタイリストに2馬身半の差をつけて制した。

5月6日、中4週で迎えた34戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で北村卓士騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 雨/稍重）に出走。鞍上は林満明騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた37戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は北村卓士騎手（7戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。