ヤマヒサクイン（1993年生、母ヤマノレスポワール）

ヤマヒサクイン（1993年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアンフイールド（当時14歳）と交配したヤマノレスポワールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）チェスナットファーム。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

10月8日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、イアラモードに半馬身交わされて2着となった。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

3歳（1996年）

1月5日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（10戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したブルースレコードにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（11戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のウインテルをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月22日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（1997年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（12戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（13戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（14戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（15戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（16戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（17戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（18戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（19戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた23戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月11日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（20戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（21戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（22戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。