ウインテル（1993年生、母ニシノアカシヤ）

ウインテル（1993年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時8歳）と交配したニシノアカシヤが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方29戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

1月28日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 雪/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月23日、中2週で迎えた4戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマヒサクインにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったウエスタンランボーにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマチカネイナズマをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月8日、中4週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

9月21日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、マルチホース特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエドノマツカゼに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’96インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

4歳（1997年）

1月7日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の常陸特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢由貴子騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

7月6日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったカナデアンブレンドから半馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクティブライナーから1馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のホリバロックに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月1日、中3週で迎えた19戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーアルダンに2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロアンビションに9馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、いぬ鷲賞（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノジーニャスに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月27日、中1週で迎えた22戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のファインシュートに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月24日、中3週で迎えた23戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた24戦目は、あすなろ賞（金沢ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた25戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた26戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラマチックライフからクビ差の2着となった。

5歳（1998年）

4月13日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた29戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で長嶋和彦騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた30戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で長嶋和彦騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

7月21日、中5週で迎えた32戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月29日、中9週で迎えた33戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた34戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた35戦目は、オリオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（11戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（12戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた37戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（13戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた38戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた39戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6歳（1999年）

1月3日、中1週で迎えた40戦目は、ほくてつニューイヤーカップ（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（14戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月12日、約3か月半の休み明けで迎えた41戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（15戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた42戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（16戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた43戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（17戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。