ケルソン（2012年生、母ロイヤルキャニオン）

ケルソン（2012年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「内竜骨」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したロイヤルキャニオンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦4勝2着3回。2015年のゴールドジュニア(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって210万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月8日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた6戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のリョウマオブローに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2015年）

1月3日、中3週で迎えた7戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、インディウムに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカンタベリーバロンに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のエムティプレジールに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったトウケイロイヤルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳A（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮下康一騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エイドリアーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般B5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

8月10日、連闘で迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケイアイサンダーに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた20戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、爽秋特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、最後はケイアイサンダーと並んで3着同着となった。

9月22日、中0週で迎えた21戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、秋の七草特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月17日、中4週で迎えた23戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。