パラダイスリリー（1996年生、母ユリフジ）

パラダイスリリー（1996年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時7歳）と交配したユリフジが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方23戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年のゴールドステッキ(一般B1 ハンデ)。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

8月29日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のナナカマド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッキーダンサーから半馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のりんどう賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の雷鳥賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

12月31日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、4歳B2（三条ダート1700m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のベストフラワーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

4月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1550m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったショコラボーイからクビ差の2着に甘んじた。

5月6日、連闘で迎えた10戦目は、ハンデ戦の水芭蕉特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森川一二三騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森川一二三騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマックスクラウンをハナ差制して2勝目を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の新井郷川特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森川一二三騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森川一二三騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のルルヴァンに約13馬身の大差をつけて3勝目をゲットした。

6月30日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の村杉ハンデキャップ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森川一二三騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマックスクラウンに半馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森川一二三騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマックスクラウンをアタマ差制して5勝目を収める

7月30日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の一般B1（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森川一二三騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイキブレイズから1馬身半差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、燕特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森川一二三騎手（10戦5勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で森川一二三騎手（11戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナイトバーンに2馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のアークランドサカモト特別（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で森川一二三騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイトバーンから2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた20戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で森川一二三騎手（13戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイングッドラックから1馬身差の2着となった。

10月15日、連闘で迎えた21戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のゴールドステッキ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフェアグレースに半馬身の差をつけて7勝目をマークした。

11月3日、中2週で迎えた22戦目は、新発田特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は森川一二三騎手（14戦6勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2001年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月14日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川本裕達騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川本裕達騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた26戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。