ビエントヌエボー（2002年生、母エンジェルクロス）

ビエントヌエボー（2002年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新しい風（西）」。毛色は芦毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したエンジェルクロスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方14戦3勝2着2回。2004年の二歳優駿(地方重賞)に勝利した他、2004年の雷電賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川嶋弘吉厩舎（高崎）へ入厩。

2歳（2004年）

9月26日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、2歳戦の駿馬3（高崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のワイエスブライトに約15馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の雷電賞（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンウィンから5馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の二歳優駿（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のドラゴンウィンに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

3歳（2005年）

1月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた9戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

12月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4歳（2006年）

1月25日、中4週で迎えた12戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカミタカジョーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月17日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアタゴファイターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月11日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5歳（2007年）

1月31日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2九十11（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（14戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。