トゥルーヴィル（2017年生、母レディドーヴィル）

トゥルーヴィル（2017年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの地名(ドーヴィルの隣町)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したレディドーヴィルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の石打特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額8,000万円（20万×400口）で一口馬主が募集された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦はC.スミヨン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は448kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシュルシャガナをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2020年）

2月9日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月27日、約10か月半の休み明けで迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラスの宝満山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4月11日、中7週で迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの石打特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアウサンガテをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの魚野川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスーパーフェザーに半馬身届かず2着に敗北した。

8月8日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したレイオブウォーターを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの安城特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月10日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るアトミカを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

6歳（2023年）

9月30日、約15か月の休み明けで迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

12月3日、中6週で迎えた18戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの元町ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

7歳（2024年）

1月14日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの壇之浦ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。