シュルシャガナ（2017年生、母カレイメモワール）

シュルシャガナ（2017年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「メソポタミア神話において神が振るったとされる武器の一つ」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時8歳）と交配したカレイメモワールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は426kg。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトゥルーヴィルにクビ差届かず2着となった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2020年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエヒトにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったラインハイトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたネオストーリー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月6日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月4日、中7週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

4歳（2021年）

2月17日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルシャテールに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシンカイに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトキノヒトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデンコウグロリアスに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月20日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

5歳（2022年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5月28日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

9月13日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、ハーベストカップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた27戦目は、秋分特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本玲花騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、初雁特別（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本玲花騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた29戦目は、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本玲花騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、霜月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本玲花騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた31戦目は、ビッグレッドファーム特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本玲花騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた32戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート850m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2022年12月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。