フジノライオン（1998年生、母アートロマン）

フジノライオン（1998年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のビワハヤヒデ（当時8歳）と交配したアートロマンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は渡邉光典。戦績は、中央平地1戦0勝、地方20戦1勝2着5回。2000年のサンデーサイレンス記念で2着に入った他、2000年の胆振軽種馬農業協同組合特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、渡辺光典から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、富岡鋼一郎によって630万円で落札された。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

5月30日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビックモンソンをハナ差制して初白星を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月2日、中6週で迎えた3戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサマーチャレンジ4（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（札幌芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた5戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマスターマインドからクビ差の2着に甘んじた。

10月12日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのマーベラスサンデー特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳オープンの胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴッドラヴァーからクビ差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた8戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサンデーサイレンス記念（門別ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビューティテイストからクビ差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。13着に敗れた。

3歳（2001年）

1月13日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のシンビジウム特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の寒椿特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケージームテキを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月24日、中0週で迎えた14戦目は、3歳戦の日日草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったチャンネルオーカンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

3月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月8日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、こでまり特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg絞って迎えた17戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた21戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。