ハイビーム（1989年生、母ハイウェイダンサー）

ハイビーム（1989年4月17日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリードワンダー（当時11歳）と交配したハイウェイダンサーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、中央障害16戦2勝2着3回。1994年の東京障害特別（秋）(ハンデ重賞)で2着に入った他、1995年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

11月2日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンボリポジションに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4歳（1993年）

4月11日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

5歳（1994年）

1月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた9戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた10戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のモナークロータリーに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた12戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で星野忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で星野忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で星野忍騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロラックに9馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月8日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で星野忍騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で星野忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で星野忍騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブランディニーからクビ差の2着となった。

7月30日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で星野忍騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた19戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で星野忍騎手（10戦2勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は12戦連続で星野忍騎手（11戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で星野忍騎手（12戦2勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニホンピロラックから5馬身差の2着となった。

6歳（1995年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は14戦連続で星野忍騎手（13戦2勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で星野忍騎手（14戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったリターンエースから約15馬身差の2着となった。

3月11日、中3週で迎えた24戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は16戦連続で星野忍騎手（15戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。