ディージェーサン（2019年生、母マロンベル）

ディージェーサン（2019年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「DJ(ドリームジャパンより)+太陽」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時12歳）と交配したマロンベルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はオカモトファーム。戦績は、中央平地19戦0勝2着5回、地方6戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オカモトファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ドリームジャパンホースレーシングによって396万円で落札された。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月10日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は406kg。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したイチローイチローにハナ差届かず2着となった。

7月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したコラリンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

9月5日、中4週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、逃げるドリップに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったアイムファインにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

10月30日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2022年）

2月6日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったジューンヨシツネに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月11日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く最後はハッピーノリクンと並んで10着同着となった。

7月10日、中3週で迎えた12戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2022年9月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月12日、中4週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたエコロジェネラス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2023年）

6月21日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨウコウザクラに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイプルエルガーに約13馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

7月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィールマイヘヴンに約10馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャチャヒメに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月14日、中3週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングジョッキー賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のボクラノユメに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月29日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原優介騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

12月23日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2024年）

1月28日、中4週で迎えた25戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

2022年9月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。