シエルブラン（2014年生、母ファルネーゼ）

シエルブラン（2014年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白い空（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時14歳）と交配したファルネーゼが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、金山敏也によって1,123.2万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月7日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

12月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2017年）

2月12日、中8週で迎えた3戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

2月19日、連闘で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

4月29日、中9週で迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラモントルドールに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月30日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月19日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月22日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったゲンパチケンシンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2018年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るタケデンサンダーを上がり4位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月22日、中7週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は和田翼騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月11日、中9週で迎えた22戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた25戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月16日、中8週で迎えた26戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

12月1日、中1週で迎えた27戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

6歳（2020年）

1月26日、中7週で迎えた28戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた29戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

2月16日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

2020年3月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。