ラモントルドール（2014年生、母タイムウィルテル）

ラモントルドール（2014年1月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黄金の腕時計（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時15歳）と交配したタイムウィルテルが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方20戦8勝2着4回。2018年の東海クラウン(一般A1 B以上)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 小雨/不良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

9月17日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3歳（2017年）

4月8日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、最後はソウォンと並んで5着同着となった。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシエルブランにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では終いが甘くなり、6着に終わった。

8月20日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビックヒバリを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のメジロ特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアスタークライに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のキツツキ特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月9日、中0週で迎えた12戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月15日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月4日、中2週で迎えた14戦目は、2018新春松本井上来場記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアルコバッサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

1月12日、連闘で迎えた15戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るディープフォンテンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハルヲヨブオンナに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（9戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウシルエットに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、うお座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったテイエムアニマンテに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中0週で迎えた20戦目は、熱い感動を中京で!高松宮記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で大畑雅章騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドトランプに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般A4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大畑雅章騎手（12戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた22戦目は、春にんじん賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大畑雅章騎手（13戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた23戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエバーゴールドを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリップルトウショウに約13馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

6月29日、中2週で迎えた25戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイヤモンドダンスに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったウォーターディルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、トパーズ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた29戦目は、昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（14戦6勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた30戦目は、ターコイズ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦2勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた31戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5歳（2019年）

1月3日、中2週で迎えた32戦目は、門松特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた33戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた34戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた35戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月15日、中8週で迎えた36戦目は、アベリア特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた37戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた38戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた39戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた40戦目は、オリオン座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（15戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた41戦目は、山羊座特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6歳（2020年）

2月11日、中7週で迎えた42戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2020年2月13日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。