ダイリングローバル（2010年生、母ミラクルワンダー）

ダイリングローバル（2010年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時20歳）と交配したミラクルワンダーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は白老大須賀牧場。戦績は、地方40戦9勝2着6回。2013年のDW2013九州ダービー栄城賞(地方重賞)に勝利した他、2013年の筑紫野賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山田和久厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

7月11日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

9月20日、中9週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディーエスブリッツに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンヒメを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

3歳（2013年）

1月3日、中3週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の初夢特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビックナゲットに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の筑紫野賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジリオンフェイスに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の日峯特選（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドペンダントに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月17日、中1週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた12戦目は、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したゴールドペンダントを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のDW2013九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドペンダントを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

7月10日、中5週で迎えた15戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、日暮特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、初秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4歳（2014年）

3月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、啓蟄賞（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、春興賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドグローバルを3/4馬身振り切って6勝目を掴み取った。

5月8日、中3週で迎えた20戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したタマモルーキーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月20日、中3週で迎えた22戦目は、向暑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月30日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、平塚市特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアースパイプに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、円良田湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた26戦目は、トナカイ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたケンロクエンペラー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5歳（2015年）

1月14日、中3週で迎えた27戦目は、笑初賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るベニノアローをアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

1月27日、中1週で迎えた28戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた29戦目は、アメジスト賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るランニングシューズを鬼脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

3月11日、中3週で迎えた30戦目は、春音特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフランスギャルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、花まつり特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレガルスイを3/4馬身差し切って9勝目を手中に収めた。

4月13日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた32戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（7戦3勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた33戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

10月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた34戦目は、清川村宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は實川純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた35戦目は、深秋特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（9戦3勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、ハンデ戦の柊特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（10戦3勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

6歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた37戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（11戦3勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた38戦目は、七草特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた39戦目は、梅見月特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（13戦3勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（14戦3勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。