ヒューマンライツ（2021年生、母バージニアキャット）

ヒューマンライツ（2021年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名からバージニア会議で制定された権利章典で提案された人権を連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時8歳）と交配したバージニアキャットが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳C1 C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井昭二牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、岡井元憲によって1,100万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月15日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず18着に終わった。

10月21日、中9週で迎えた3戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 雨/重）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。18着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1230m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた5戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳249万円以下（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3歳（2024年）

1月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（園田ダート820m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1（姫路ダート800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐々木世麗騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったテイルヴィーナスを半馬身捉え切れず2着となった。

1月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳C1 C2（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木世麗騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライトスピードに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B（姫路ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で佐々木世麗騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳B C1（姫路ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木世麗騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳A B（園田ダート1230m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で佐々木世麗騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた13戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリュフトヒエン賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月11日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦のガスト賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月21日、中0週で迎えた15戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のラガッツァステッラに6馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月1日、中0週で迎えた16戦目は、3歳戦のライトニング賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。鞍上は岡村裕基騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミスサンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月12日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、金剛賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。