メジェールスー(2015年生、母エイジアンウインズ)
Megere Su
2015.03.14
メジェールスー(2015年3月14日)は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「じゃじゃ馬(仏)+人名より。じゃじゃ馬スーちゃん」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア(当時7歳)と交配したエイジアンウインズが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。主な勝ち鞍は2020年のアクアマリンステークス(3勝クラス ハンデ)。
経歴
デビュー前
藤原英昭厩舎(栗東)へ入厩。
2歳(2017年)
7月29日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬(札幌芝1500m 曇/良)に出走。馬体重は452kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
10月28日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利(新潟芝1400m 曇/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
3歳(2018年)
3月10日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利(阪神ダート1400m 晴/重)に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。
3月24日、中1週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利(中京ダート1200m 晴/稍重)に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5月13日、中6週で迎えた5戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利(京都芝1400m 雨/稍重)に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウタオヤカを凄まじい末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。
5月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下(京都芝1400m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手(1戦1勝)。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。
7月29日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下(小倉芝1200m 小雨/良)に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手(2戦1勝)。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
11月3日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下(福島芝1200m 晴/良)に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたトワイライトライフ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
11月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下(福島芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手(1戦0勝)。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
4歳(2019年)
3月10日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下(中京ダート1200m 小雨/稍重)に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。
4月20日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下(京都芝1400m 外回り 晴/良)に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手(1戦0勝)。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入った。
5月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下(新潟芝1200m 晴/良)に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手(2戦0勝)。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のキングドンドルマをクビ差振り切って勝利を手に入れた。
5月26日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別(京都芝1200m 晴/良)に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手(3戦1勝)。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。
8月4日、中9週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのRKB賞(小倉芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で岩田望来騎手(4戦1勝)。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。
8月25日、中2週で迎えた15戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの別府特別(小倉芝1200m 曇/良)に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。
10月6日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス(東京芝1600m 曇/良)に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田望来騎手(5戦1勝)。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。
10月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの壬生特別(京都芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手(6戦1勝)。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウキョウジに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。
5歳(2020年)
3月8日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス(中山芝1200m 外回り 曇/重)に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のニシノキントウンをクビ差振り切って休養明け初戦をモノにした。
4月11日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(阪神芝1600m 外回り 晴/良)に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岩田望来騎手(7戦2勝)。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。
5月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル(東京芝1600m 晴/良)に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は岡田祥嗣騎手(3戦1勝)。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。
8月23日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデG3のテレビ西日本賞北九州記念(小倉芝1200m 晴/稍重)に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手(4戦1勝)。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後はタレてしまい最後はダイメイプリンセスと並んで13着同着となった。
10月10日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの夕刊フジ杯オパールステークス(京都芝1200m 曇/重)に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手(5戦1勝)。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。
12月19日、中9週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス(阪神芝1200m 晴/良)に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手(6戦1勝)。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。
6歳(2021年)
1月9日、中2週で迎えた24戦目は、淀短距離ステークス(中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手(7戦1勝)。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。
2月14日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス(小倉芝1200m 小雨/良)に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。
3月28日、中5週で迎えた26戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス(阪神芝1600m 外回り 雨/稍重)に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。
4月10日、中1週で迎えた27戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(阪神芝1600m 外回り 晴/良)に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。
12月26日、約8か月半の休養明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのりんくうステークス(阪神ダート1200m 曇/良)に51kgの軽斤量で出走。鞍上は富田暁騎手(1戦0勝)。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。
2022年1月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。