ダイメイプリンセス（2013年生、母ダイメイダーク）

ダイメイプリンセス（2013年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+王女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時18歳）と交配したダイメイダークが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は横井哲。2018年のスプリンターズステークス(G1)で4着に入った他、2019年の北九州記念(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月7日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

3歳（2016年）

1月30日、中9週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/不良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5月15日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラウンアゲンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月19日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4歳（2017年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月19日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のタイセイブレークに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

9月17日、中3週で迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタケショウベストを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったペイシャフェリシタにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5歳（2018年）

1月28日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4月1日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月5日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のオーヴィレールに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月20日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のノットフォーマルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月1日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（5戦3勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた21戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（6戦3勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のラブカンプーに1馬身1/4の差をつけて重賞初制覇を果たした。

8月19日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（7戦4勝）。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったアレスバローズにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中5週で迎えた23戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（8戦4勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6歳（2019年）

1月27日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（9戦4勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

3月2日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

3月24日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた26戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に敗れた。

5月5日、中5週で迎えた27戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（10戦4勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のディアンドルに1馬身の差をつけて重賞2勝目をマークした。

9月8日、中2週で迎えた30戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた31戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（11戦5勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7歳（2020年）

2月2日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月7日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、G3の夕刊フジ賞オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（12戦5勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた34戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（13戦5勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。

5月24日、中7週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（14戦5勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

7月26日、中8週で迎えた36戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（15戦5勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデG3のテレビ西日本賞北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（16戦5勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて最後はメジェールスーと並んで13着同着となった。

10月4日、中5週で迎えた38戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（17戦5勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた39戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/重）に牝馬ながら59kgの斤量を背負って出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月19日、中7週で迎えた40戦目は、ハンデ戦でオープンのタンザナイトステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

2020年12月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。