ビオグラフィア（2018年生、母イストワール）

ビオグラフィア（2018年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「伝記(伊)。後世に語り継がれる走りを願って。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したイストワールが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

5月23日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

6月6日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月15日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るヨロシオスナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月24日、中7週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

4歳（2022年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

4月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（2023年）

4月18日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、零れ桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したモズブーナーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンベルクを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

7月8日、中9週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのインディアトロフィー（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月2日、中7週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウマントルに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月11日、中7週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（2024年）

1月21日、中9週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月17日、中7週で迎えた19戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。