ヒルノアビスコ（2009年生、母ヒルノマリアージュ）

Hiruno Abisko

2009.05.02

ヒルノアビスコ（2009年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オーロラが見える村名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時8歳）と交配したヒルノマリアージュが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂戸 節子。戦績は、中央平地2戦0勝、地方23戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年のヒヤシンス特別(一般C1aイ)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

8月5日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月29日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたエーシングッドマン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、養老特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカツゲキを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、大垣共立銀行パディントン杯（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、フジノシルキーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月28日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のウインラグセイルをクビ差振り切って断然人気に応えた。

4歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のオマモリに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、寒椿特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月25日、中0週で迎えた10戦目は、安藤勝己さんありがとう!愛馬会（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリックトウハートに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた11戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月25日、中1週で迎えた12戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトミシノドラゴンを自慢の末脚でハナ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

4月8日、中1週で迎えた13戦目は、春風賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンチェイサーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

5月16日、中4週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

11月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた15戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったナデシコウインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた17戦目は、賛導会杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（12戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、一般B6 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（13戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアイファーアプリルを3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

2月10日、中2週で迎えた20戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、龍二・千草結婚記念!（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたジョイフルサンデー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で池田敏樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で池田敏樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。