キチロクステージ（2013年生、母ステージワンスモア）

キチロクステージ（2013年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部。ステージを求め夢の挑戦」。毛色は鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時9歳）と交配したステージワンスモアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、競優牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって496.8万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、山本正美によって864万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月4日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

3歳（2016年）

2月21日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

4月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のコントロールタワーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた8戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4歳（2017年）

1月22日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（10戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（11戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（12戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月8日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で二本柳壮騎手（13戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したウインバローラスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で二本柳壮騎手（14戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で二本柳壮騎手（15戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月25日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で二本柳壮騎手（16戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で二本柳壮騎手（17戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で二本柳壮騎手（18戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るリヴァイアサンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を収める

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で二本柳壮騎手（19戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴォカツィオーネに半馬身届かず2着となった。

10月7日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で二本柳壮騎手（20戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で二本柳壮騎手（21戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた25戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。