ヴォカツィオーネ（2014年生、母アントワープ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって680.4万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

2歳（2016年）

9月17日、デビュー戦は三津谷隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で三津谷隼人騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で三津谷隼人騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

3歳（2017年）

2月4日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（4戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトひなげし特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したマリスレーンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

6月20日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパイオニアゴールドに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月6日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンツチェックに1馬身の差をつけて優勝

9月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキチロクステージを半馬身振り切って優勝

4歳（2018年）

2月13日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

7月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2018ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

9月2日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォーハンドレッドを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月4日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はレッドディオーサと並んで4着同着となった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（2019年）

1月5日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月2日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月4日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた23戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2019ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの2009メモリアルウオッカカップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

11月24日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

6歳（2020年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（9戦2勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月16日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（8戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラスの與杼特別（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（9戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月27日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラスの渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したオメガレインボーにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月2日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（12戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホウオウライジンを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

7歳（2021年）

1月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（14戦3勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。