オメガレインボー（2016年生、母ワイキューブ）

オメガレインボー（2016年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+虹」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時7歳）と交配したワイキューブが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2021年のエルムステークス(G3)で2着に入った他、2021年の武蔵野ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡田スタッドから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月22日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウウズマサを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヴァリアントに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヨハンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

11月24日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4歳（2020年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月18日、中8週で迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のタピゾーに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月27日、中7週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ダンツキャッスルにクビ差交わされて2着となった。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴォカツィオーネをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月10日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のブランクチェックをクビ差振り切って雨中の激戦を制した。

11月14日、中4週で迎えた16戦目は、G3の東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

5歳（2021年）

1月17日、中8週で迎えた17戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月13日、中7週で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月5日、中9週で迎えた20戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテーオーターゲットをクビ差振り切って優勝

7月10日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのデルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスワーヴアラミスにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

8月8日、中3週で迎えた22戦目は、G3のエルムステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったスワーヴアラミスにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

11月13日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

12月12日、中3週で迎えた24戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2022年）

1月30日、中6週で迎えた25戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月15日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月9日、中7週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた29戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエアアルマスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中3週で迎えた31戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7歳（2023年）

3月11日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた33戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のケイアイロベージをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7月9日、約3か月半の休み明けで迎えた34戦目は、G3のプロキオンステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月29日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた36戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた37戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

8歳（2024年）

2月20日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた38戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンテレケイアを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を収める

2月28日、連闘で迎えた39戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ギャルダルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月4日、中4週で迎えた40戦目は、幸オープン（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブルベアイリーデに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中3週で迎えた41戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。