ブランクチェック（2017年生、母チャリティークエスト）

ブランクチェック（2017年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「白地式小切手」。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したチャリティークエストが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2020年のレパードステークス(G3)で3着に入った他、2022年のTCK女王盃(牝Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月25日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマックスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月22日、中3週で迎えた2戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したプロヴィデンスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るニーズヘッグを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

6月6日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のサルサレイアに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月9日、中8週で迎えた5戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

10月10日、中8週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したオメガレインボーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2021年）

10月9日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

12月5日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーブルシルエットに5馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

5歳（2022年）

1月26日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2022年2月2日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

4月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた11戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2022年10月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。