メイショウウズマサ（2016年生、母ホーマンフリップ）

メイショウウズマサ（2016年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+太秦(地名)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したホーマンフリップが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2021年のプロキオンステークス(G3)で3着に入った他、2021年のエニフステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月22日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のオメガレインボーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2019年）

1月14日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

7月20日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月11日、中2週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

4歳（2020年）

3月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホマレに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月3日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のプロヴィデンスをクビ差振り切って優勝

12月5日、中4週で迎えた12戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2021年）

1月5日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く持ち堪えて、最後は2着のファシネートゼットをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月14日、中5週で迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた15戦目は、名鉄杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月16日、中6週で迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた17戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月11日、中4週で迎えた18戦目は、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月11日、中8週で迎えた19戦目は、エニフステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ジャスパープリンスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6歳（2022年）

2月13日、中9週で迎えた21戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイアイターコイズをクビ差振り切って5勝目を収める

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた23戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、3着に入った。

7月10日、中4週で迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月10日、中8週で迎えた25戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7歳（2023年）

11月11日、約14か月の休養明けで迎えた26戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

8歳（2024年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、大和ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月6日、中6週で迎えた29戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた30戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

2024年4月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。