パイオニアゴールド（2014年生、母セントフロンティア）

パイオニアゴールド（2014年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「開拓者＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時20歳）と交配したセントフロンティアが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C1二三四。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月29日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3歳（2017年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

6月20日、中7週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったヴォカツィオーネに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月24日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川又賢治騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったコスモリョウゲツに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月23日、中3週で迎えた9戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、芳醇なワインの産地空知特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったカネミツロイヤルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、様似町アポイ山荘特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスピリアに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、カネミツロイヤルに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた13戦目は、志特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラペルセウスに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月7日、中4週で迎えた14戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2018年）

1月24日、中6週で迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、夢前川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

3月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、春蘭特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクリノピョートルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月7日、中3週で迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月28日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったミッキーロイヤルを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月20日、中2週で迎えた19戦目は、アルビレオ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスターウインディに7馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月9日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた21戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月2日、中5週で迎えた22戦目は、すながわスイートロード特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のツルノシンに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

11月13日、中5週で迎えた23戦目は、ゼラニウム特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2019年）

1月22日、中9週で迎えた24戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルセーヌメジャーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1十十一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1十十一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリープスプラウトに4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

3月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレノンに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月8日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマトラッセに2馬身の差をつけて8勝目を収める

10月4日、約6か月の休養明けで迎えた29戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマイネルアーリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月15日、中3週で迎えた31戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、錦秋賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では生来の勝負根性でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6歳（2020年）

10月7日、約11か月の休み明けで迎えた32戦目は、文の京賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。