アルセーヌメジャー（2014年生、母グレイトグレイス）

アルセーヌメジャー（2014年5月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「人名より＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したグレイトグレイスが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2018年の一般B10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、前原敏行によって1,296万円で落札された。

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

4月2日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた2戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

7月7日、中6週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝葵さん10日誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモダンタキシードを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイファーアラートを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2018年）

1月29日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた11戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のスイートシャインに1馬身半の差をつけて制した。

4月11日、中3週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のチェリーアメリカンに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスズカコスモスをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月5日、中3週で迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサバイバルチャンスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月10日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、スズカコスモスに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワインアンドダインに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のエディクトを半馬身振り切って6勝目を掴み取った。

12月7日、中4週で迎えた23戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、Enjoy Our2020賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1十三十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5歳（2019年）

1月22日、中2週で迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったパイオニアゴールドにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた26戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた27戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた28戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月30日、約6か月の休養明けで迎えた29戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村尚平騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中村尚平騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中村尚平騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中村尚平騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。