サクラペルセウス（2013年生、母サクラドルチェ）

サクラペルセウス（2013年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の冒険王」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時13歳）と交配したサクラドルチェが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。戦績は、地方10戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2019年の南天特別(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

安田武広厩舎（北海道）へ入厩。

4歳（2017年）

4月25日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、チロロの巨石賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハヤブサザムライに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイサニーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、エンジェルヘイロウに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた5戦目は、新冠湖賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミケンフリンクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、新冠町軽種馬生産振興会賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したビービールチルにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月31日、中3週で迎えた7戦目は、愛別きのこフェス賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松井伸也騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアマラントスを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

9月26日、中3週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、サロマ大収穫祭特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレアリングスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

10月18日、中2週で迎えた9戦目は、ヤマモミジ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、志特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったパイオニアゴールドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6歳（2019年）

6月20日、約20か月の休養明けで迎えた11戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、「AIRDO Biz」賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月30日、中5週で迎えた12戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた13戦目は、ムクゲ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタケショウダイヤにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

9月25日、中3週で迎えた14戦目は、リンドウ特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、様似町幌満峡特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（12戦3勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、カラマツ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（13戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヘルムヴィーゲに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、南天特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンセットオーラを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7歳（2020年）

4月22日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、クロッカス特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた19戦目は、菜の花特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ナズナ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた21戦目は、登別地獄谷特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた22戦目は、矢車草特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた23戦目は、エゾスカシユリ特別（門別ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた24戦目は、ノイバラ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた25戦目は、サッポロ麦とホップ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた26戦目は、月見草特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（15戦4勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた27戦目は、ホントのイケメン牧全特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（16戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、美唄産「峰ななつぼし」新米特別（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた29戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、道産小麦に麦チェン!特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた30戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズエールに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月20日、中1週で迎えた31戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビレッジベルベにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8歳（2021年）

1月3日、中1週で迎えた32戦目は、お年玉ドリームシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

1月11日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のチェリモヤチャンを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

1月24日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリンランにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、BAOOチャンネル配信中!（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナオラブリイを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた36戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったジョリルミエールに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた38戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた40戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。