ヘルムヴィーゲ（2016年生、母ナナヨーティアラ）

ヘルムヴィーゲ（2016年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「楽劇に登場する戦の乙女の名前」。毛色は栗毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時7歳）と交配したナナヨーティアラが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。主な勝ち鞍は2019年のカラマツ特別(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月21日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菖蒲特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月22日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート2400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた11戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、リンドウ特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアルバスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、カラマツ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクラペルセウスに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ戦の初冬特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したネコシリーズに半馬身届かず2着に敗北した。

12月4日、中2週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマジックブルームをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。