マイネルモーント（2020年生、母ゲッカコウ）

マイネルモーント（2020年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+月(独)。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したゲッカコウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月14日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したヒシルリアンに半馬身届かず2着に敗北した。

9月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファイナルヒートを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

1月5日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

3歳（2023年）

6月18日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトラマンダーレを半馬身振り切って休養明けの一戦を制した。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったコスモサガルマータにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月1日、中7週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るクレバーテーストを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったロードデルレイに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（2024年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムコパノリッキーカップ（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったグランディアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月27日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの府中市市制施行70周年記念（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月22日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダノンザタイガーに1馬身1/4の差をつけて制した。