ビゼンイコマ（1985年生、母ブルーダイヤ）

経歴

デビュー前

3歳（1988年）

1月6日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたシービーナイト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

8月14日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツキノクラマに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の岩室特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたオンワードガッツ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯沢誠治騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノースダコタシチーを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

10月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の精進湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4歳（1989年）

6月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で蛯沢誠治騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、チョウカイパールにクビ差交わされて2着となった。

8月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で蛯沢誠治騎手（10戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリーディングロウルに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月9日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で蛯沢誠治騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のアサカペガサスに3馬身の差をつけて優勝

5歳（1990年）

4月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で蛯沢誠治騎手（12戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラブリーストームに1馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月4日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の薫風ステークス（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で蛯沢誠治騎手（13戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセントビッドに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月18日、約6か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で蛯沢誠治騎手（14戦6勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた16戦目は、’90フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で蛯沢誠治騎手（15戦6勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。