キネオワールド（2011年生、母アーマイン）

キネオワールド（2011年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世界」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時16歳）と交配したアーマインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ジャパンフードビジネスによって3,465万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月25日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイワブレスをハナ差振り切って初白星を挙げた。

4月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月31日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月10日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したラストシャングリラにハナ差届かず2着に甘んじた。

9月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

4歳（2015年）

1月18日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエルヴィスバローズをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月7日、中2週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月29日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

11月7日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

5歳（2016年）

3月12日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

8月21日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。