ライトニングボール（2002年生、母インディスユニゾン）

ライトニングボール（2002年5月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「稲妻のような速球。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時15歳）と交配したインディスユニゾンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は（有）ノーザンレーシング。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、中央障害12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の小樽特別(500万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月16日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツルマルフレンチに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2005年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったダイワアプセットにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

8月7日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2006年）

5月7日、約8か月の休養明けで迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るリブレメンテを豪快な末脚で3/4馬身差し切って久々に勝利を挙げた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

12月3日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2006ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4月28日、中9週で迎えた19戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月3日、中4週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今村康成騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた23戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2008年）

3月16日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は今村康成騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンエタニティから2馬身差の2着となった。

4月12日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモマキシムに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月12日、中3週で迎えた28戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月11日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーシンゲキから6馬身差の2着となった。

11月15日、中4週で迎えた30戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。