トレブランシュ（2020年生、母トレサンセール）

トレブランシュ（2020年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「牝系より+白(仏)。本馬の白斑より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時12歳）と交配したトレサンセールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別山際牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

稲垣幸雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月11日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ダノンゴーイチに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のトーセンローリエに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2023年）

2月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月9日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月18日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

4歳（2024年）

3月9日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい18着に敗れた。

5月5日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月18日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。最後は、2着のルクスパラディをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月12日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。14着に敗れた。