ダイワダッチェス（2013年生、母ファルネーゼ）

ダイワダッチェス（2013年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋公爵夫人」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時6歳）と交配したファルネーゼが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦3勝2着5回。2016年のフェアリーステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、大城敬三によって3,564万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月6日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたペルソナリテ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシトロンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したワンダフルラッシュを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中3週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったフジマサアクトレスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るストライクショットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2016年）

1月11日、中7週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月17日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフクノグローリアに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月4日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハピネスに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月18日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2017年）

1月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったワンスインナムーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月12日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

4月2日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の船橋市市制施行80周年記念（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に敗れた。