レッドベルオーブ（2018年生、母レッドファンタジア）

レッドベルオーブ（2018年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+美しい夜明け(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したレッドファンタジアが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年のデイリー杯2歳ステークス(G2)に勝利した他、2020年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額8,000万円（20万×400口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月8日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したストゥーティにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月19日、中5週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のカスティーリャに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、中7週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホウオウアマゾンをアタマ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月20日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2021年）

4月18日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

4歳（2022年）

3月27日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

8月28日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでバテることなく粘り続けて、最後は2着のシュヴァリエローズに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月9日、中5週で迎えた10戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月3日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5歳（2023年）

2月5日、中8週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、関門橋ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

4月16日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月28日、中5週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた16戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月13日、中2週で迎えた18戦目は、UHB賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた19戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6歳（2024年）

1月13日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた21戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい18着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた22戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。