タケルアロー（2013年生、母ワシリーサ）

タケルアロー（2013年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋矢」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤオーラ（当時9歳）と交配したワシリーサが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の烈風スプリント(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって162万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月11日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

3歳（2016年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたビレッジエンパイア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月28日、中5週で迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ポイント、ツイてる!楽天競馬賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた10戦目は、武州和牛賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、七里川渓谷賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したワイズアンサーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月7日、中3週で迎えた12戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のファイティングスピリットでひたむきに粘り続けて、最後は2着のシンボリセザンヌに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2017年）

1月6日、中3週で迎えた13戦目は、激走賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサクラベリーにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月2日、中3週で迎えた14戦目は、ジョイホース浜松賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサウスヤクモ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた15戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、春光特別（川崎ダート900m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、春疾風賞（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた17戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。