シンメデージー（2021年生、母イズミコマンダー）

シンメデージー（2021年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時11歳）と交配したイズミコマンダーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタガミファーム。2025年の名古屋グランプリ(Jpn2)で2着に入った他、2024年の東京ダービー(Jpn1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、神奈川県馬主協会楠昌史によって440万円で落札された。

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

2歳（2023年）

12月28日、デビュー戦は妹尾浩一朗騎手を鞍上に据えて、2歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーアプローズを圧倒的な末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2024年）

1月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリワードシデンに約13馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の足摺盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノキングマンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って負け無しの3連勝を決めた。

2月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の土佐有楽特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーリーバローズに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の土佐春花賞（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホーリーバローズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

5月1日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の西日本クラシック（園田ダート1870m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーシンロクゼロに3馬身半の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

6月5日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳Jpn1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は吉原寛人騎手（3戦3勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳戦の西日本3歳優駿（地元デビュー馬）（金沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワラシベチョウジャに約13馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートクラシック（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（5戦4勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月3日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジックセブンに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月19日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデJpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦4勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2025年）

2月6日、中6週で迎えた12戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウフンジンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中6週で迎えた13戦目は、はがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオディロンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月6日、中4週で迎えた14戦目は、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンライズジパングに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月2日、中7週で迎えた15戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（10戦5勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた17戦目は、東海菊花賞（名古屋ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（12戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマッドルーレットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。