マイネルセプター（2011年生、母テイエムオーカン）

マイネルセプター（2011年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王笏」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時13歳）と交配したテイエムオーカンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2七八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猪野毛牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって472.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,000万円（20万×100口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月16日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったエイシンブルズアイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3歳（2014年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦のコスモス賞（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月4日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、武州和牛賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

12月15日、中3週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ニシノアイボウに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2015年）

1月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた12戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のパリーナチャンをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月15日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、小田原城前魚特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた14戦目は、向暑特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた15戦目は、潮騒特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた17戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイドリアーンを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を収める

9月12日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、爽秋特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月22日、中0週で迎えた19戦目は、秋の七草特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、リュウノボサツに交わされて1馬身差の2着となった。

10月11日、中2週で迎えた20戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、祝理恵さん誕生日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンゲツをクビ差振り切って勝利をモノにする

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の黒潮マイルチャンピオンシップ（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5歳（2016年）

1月17日、中9週で迎えた23戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた25戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた26戦目は、一般A4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた27戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、戦国BASARA特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた28戦目は、岡豊山特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた29戦目は、松岡保彦退職記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリワードターンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月1日、中1週で迎えた31戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、共に頑張ろう特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。