ツクバレガーロ（2012年生、母ウルトラペガサス）

ツクバレガーロ（2012年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋贈り物（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したウルトラペガサスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方32戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の千貫石森林公園賞(一般C1五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったクラウンノキミに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

3歳（2015年）

2月14日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

4月26日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず最後はアグレマンと並んで13着同着となった。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた11戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のツインサドル特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳戦の突風賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦の光速賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のリンドウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた17戦目は、雪ノ下特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた18戦目は、秋麗特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた19戦目は、向寒特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田利雄騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた20戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、平庭高原スキー場まつり賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月19日、中9週で迎えた22戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、春競馬オープニング賞（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモワッショイに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月2日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフミタツダイヤを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

5月14日、中2週で迎えた26戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、せんまや気仙沼街道まつり賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた28戦目は、一戸町藤島のフジまつり賞（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るクインズブレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月5日、連闘で迎えた29戦目は、平庭高原つつじまつり賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアルマライズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンデンルーチェを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目を手にした。

6月27日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したギミックにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月4日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したデルマボサツを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた33戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月8日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月16日、連闘で迎えた37戦目は、いわて北緯40度物産会賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた38戦目は、千貫石森林公園賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンネレイスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って5勝目を奪取した。

9月12日、中1週で迎えた39戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた40戦目は、南部杯カウントダウン16（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた41戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた42戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、よこて菊まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。