トーセンアラベスク（2003年生、母イレイシャ）

トーセンアラベスク（2003年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋アラビア風の」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したイレイシャが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地5戦0勝2着2回、地方14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

7月15日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた2戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアンサーフォーユーにクビ差届かず2着となった。

9月16日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月29日、中5週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったニシノムーンボーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

3月8日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月21日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた10戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、フリートレインに半馬身交わされて2着となった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイコウシリウスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた16戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、月見草特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5歳（2008年）

1月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。