シンワノジョケツ（2006年生、母メイジノジョケツ）

シンワノジョケツ（2006年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時14歳）と交配したメイジノジョケツが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、若尾昭一によって525万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月25日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月4日、中9週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のユキノクイーンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

8月30日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

12月27日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

4歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月22日、中7週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい18着に終わった。

6月16日、中3週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヴィーヴァアミーコをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、琴座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマッキーサマンサに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、ヤクルトカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキーサミットに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

9月14日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。