キゼンライジン（1996年生、母アストレジャー）

キゼンライジン（1996年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のアサティス（当時11歳）と交配したアストレジャーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着3回、中央障害22戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月13日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた2戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中京芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた3戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宇田登志夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシングンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で宇田登志夫騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったタマモノンストップにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

6月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマックゼヴィアを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月21日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は宇田登志夫騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったタイキクーガーに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

12月12日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（2000年）

1月6日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宇田登志夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宇田登志夫騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3月12日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5歳（2001年）

3月10日、約12か月の休養明けで迎えた18戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇田登志夫騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

4月28日、中4週で迎えた20戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（8戦1勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた24戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月1日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったギフテッドクラウンから約18馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で牧田和弥騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で牧田和弥騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハッピールドルフから1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で牧田和弥騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で牧田和弥騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクセスリーから7馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で牧田和弥騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のクリミナルライトをクビ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

6歳（2002年）

1月14日、中2週で迎えた33戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で牧田和弥騎手（9戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は11戦連続で牧田和弥騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

2月23日、中3週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は12戦連続で牧田和弥騎手（11戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で牧田和弥騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で牧田和弥騎手（13戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月1日、中8週で迎えた38戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（14戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2003年）

1月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

2月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた41戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた42戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 雨）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（15戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた43戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は高橋康之騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた44戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（16戦1勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。5着を確保した。

6月7日、中4週で迎えた45戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（17戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（2004年）

3月21日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた46戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は高橋康之騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた47戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。