キーエンジェル（2000年生、母キーフラワー）

キーエンジェル（2000年5月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時7歳）と交配したキーフラワーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイシダファーム。戦績は、中央平地25戦3勝2着4回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月6日、中9週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマヤノスターライトを差し切れず、2馬身差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたピサノヒビキ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプルミエールマルクに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月21日、中3週で迎えた7戦目は、サマーカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイムオブマネーを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月4日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンカルフールに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月22日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトシブルースに1馬身3/4の差をつけて制した。

4歳（2004年）

6月19日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

8月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタガノプレイメイトに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5歳（2005年）

1月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた19戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、キタサンラブソングに3/4馬身交わされて2着となった。

4月24日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩崎祐己騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月24日、中7週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた26戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。